今月の課題曲はこちらです。
実はピシュナの4、前回の繰り越しです。指の練習曲なので、楽譜の通りに弾けばいいでしょ、と思ったのですが、昨日メトロノームに合わせて弾いてみたら
うん!練習まだまだ足りないね
と気付いてしまいました・・・今まで自分勝手なノリでゆっくりになったり元の速さになったりしていたようです。メトロノームに急かされて、どんどんずれていきました。
練習曲なので、最初から最後までメトロノームの速さ通りに弾く練習をしたいと思います!
↑うちで使っているメトロノームです |
手巻きメトロノームの使い方を過去記事に載せております
ピシュナ練習曲の4は、こんな感じです。
短調のスケールの練習で、半音ずつ上がります。つまり最初はラで始まるイ短調、次は♭シで始まる変ロ短調。
この調の呼び名、みなさんは何語で覚えていらっしゃいますか?
音階の第1音目を主音といいます。
主音と調名をざざっと書いてみますね。
日本語とドイツ語
♭シ=変ロ短調 b moll (ベーモール)
♯ド=嬰ハ短調 cis moll (ツィスモール)
日本語で楽典を勉強したとしてもね、ドイツ語の調名は必須なのですよ・・・
(さらに、ジャズやブルースなどの楽譜を弾いたり書いたりする場合は英語の調名を使うんですよね)。
えー使うことあるのー?って思うじゃないですか。
それがですね、ワタクシ目撃してしまったのですよ。ある合奏の練習に立ち会った時に、先生と大人の生徒さんが曲の最後の方の展開を確認し合っている時に、
確かにドイツ語の調名で喋ってはった・・・
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やっぱり、共通語として知っておいたほうがツーカーで1秒で通じるから便利ですよね。
いやーカッコいい〜って思いました。
じゃあ、どうやって暗記しようかなーと考えているところなのですが、小学生の勉強法と同じように、手で書いたり音読したりが良いのではないかと。
- ノートや裏紙などに、日・独で一覧表を書く
- 練習曲の楽譜に調名を日・独で書き込む
- 声に出して読む
で、ね。先ほどドイツ語でも調べてみたのですよ。そうしたらアルファベットとmollの間にハイフンが入っているんです!しかもmollじゃなくてMoll。つまり
a-Moll
b-Moll
h-Moll
c-Moll
cis-Moll
さっきと書き方が違いますよね。
まず、ハイフンを入れるのは2単語ではなく、1単語だから。そしてMが大文字になるのは、ドイツ語の名詞は1文字目を大文字にするから。現代ではこちらの表記が正しいものとして浸透しているようです。
いずれにしても、調を表すアルファベットは日本でもドイツでも
長調=大文字
短調=小文字
です!なので、Dur(長調)やMoll(短調)が省略されて表記されていても、大文字・小文字で区別できます。例えば・・・
A ... A-Dur(イ長調)の省略
a ... a-Moll(イ短調)の省略
という感じです。
1日で全部を覚えようとせず、今練習している曲に調名を書いたり、好きな曲の調は何かな〜と調べてみたりするのがいいと思います!
ちなみに私の場合、どっちがMollだったかなーと迷っていたので覚え方を決めました。
スター・ウォーズのエピソードⅠに出てくるダース・モール(Darth Maul)は短調(暗いから)
1発で覚えました。でも短調に失礼すぎたかなっ・・・
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