40才から大人のピアノ

家でピアノ始めました 練習ヒントをシェアしています

合格発表します

こんにちは ”ひとりぴ” です。

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40才を過ぎてからのピアノ練習の様子をシェアしております。

さあ、ついに最初の1ヶ月が終わろうとしています。

私の1ヶ月目の課題曲はこちらです。

 

結論からお伝えします。

 

合 格

 

自己判断ですが、合格です!次の課題曲3曲を決めるのが楽しみです!

この1ヶ月間ほぼ毎日練習して、体力と筋力も少しUPしました。

そして、30日前はすごく苦手だった部分が軽やかに弾けるようになりました。

 

過去の記事にも書きましたが、合格の基準は

  • 楽譜を見ながら最初から最後まで止まらずに弾けること。
  • 仮に家族に聴かせることになっても快諾できること。
  • 録音して自分で聴いてみて、まあまあうまくまとまっていること。

 

です。この合格基準の目的は、経験する曲を増やすことなので、1ヶ月〜2ヶ月で新しい曲に進む前提です。なかなか合格にならない場合は、上記のような条件の基準を少し甘くするか、選ぶ曲の難易度を少し下げるといいと思います。

 

今回の課題曲のスカルラッティソナタ K. 491 ですが、どうしても弾けない部分があって、ここを保留にしたまま次に進もうかと弱気になっていました。

スカルラッティ ソナタ K. 491


 

これ、これですよ。楽譜をパッと見た感じは、シンプルで普通じゃないですか。

実はスカルラッティソナタは、こういうドッキリが多くて、楽譜を見ても曲を聴いても「複雑さが無くて聴きやすいわ〜 音符も少なそうで弾きやすそうだわ〜」

と思うところなので・す・が、

 

あら弾いてびっくり。

シンプルめなので、ごまかしがきかない・・・

ペダル使って速く弾いてなんとなく凄く聴こえる〜 みたいなのができないです。

 

その代わり、すごく鍛錬になるというか、勉強になるというか。

いずれにしてもスカルラッティソナタはどの曲もとても美しいです!!

ぜひぜひ弾いてみてください。

 

さきほどのどうしても弾けない部分に話は戻ります。

ここの攻略法は結果から振り返って考えると

 

とにかく練習時間をかける

 

なんのひねりも裏技もございません。

練習に気をつけたことといえば

  • 毎回同じ運指(指使い)で練習する
  • 確実に弾ける遅さで練習する

ゆっくりめに弾いて、それでも弾けなければもっとゆっくり弾きます。弾けそうだな〜と油断して速く弾こうとせず、ゆっくり弾く練習を続けます。とにかく毎日それです。

1ヶ月もあるので、最初の1週間目から完成レベルに近い形で弾こうとせずに、なんなら最後の10日間で仕上げるくらいの計画で進めていいと思います。

 

そんなこんなで、1ヶ月の後半にこの部分を普通の速さで無意識に弾いてみたら、

なんと弾けました!まるでマジックだ〜〜!

自分でもちょっと驚きでしたが、やはり練習し続けた結果が出たんですね。

あぁ練習を続けてよかった〜

来月の練習も楽しみです。弾けるようになるかもって希望があるのはわくわくしますね。

 

○○を恐れて練習していました過去記事

新記事2ヶ月目の課題曲はこちらです

 

○○を恐れて練習していました

こんにちは ”ひとりぴ” です。

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40才からのピアノ生活、1ヶ月目が終わります。

正直、

楽しいですっ!

 

ちょっと難しい曲が弾けるようになったり、昨日までできなかったところが今日はスラっと弾けるようになっていたり、気分がいいーー。

しかも若返った気分です。

ロフトで可愛いシールを買ってきて、合格したら貼ろうかな・・・高くても可愛いシールを。

もしかして本当に若返るかもしれない・・・楽しみだなぁ

 

さて、前回の2つの記事ではスカルラッティの課題曲を1小節目からどうにか攻略しようという内容でした。

 

前記事の最後に書いたことが、結構大事な気がするので、ここで強調して再度書きますね。

練習は間違うための時間です。

 

子供の頃から、練習中も間違った音を出したくなくて、慎重に弾く癖がありました。今振り返ってみると。それをやると何がよろしくないかというと

 

  • 大きい音で間違いたくないから、弱々しい(自信の無い)音で弾く
  • 難しい部分や左手パートを、鍵盤を下まで思い切り押していない
  • 間違ってからさりげなく軌道修正する経験が少ないまま

 

自信の無い部分や、指の移動が大きい部分だと鍵盤を下まで押していなかったのです。でも、そういう弾き方だとますます間違えやすいんですよ。試しに、大きい音が出てもいいから下まで鍵盤をがっつり押して弾くようにしたら、安定して弾きやすくなりました。しかも自分が何を弾いているのか1音ずつ意識するようになりました。ということは、私の場合

 

.曲全体どこの部分もフォルテで弾く。曲全体、鍵盤を下まで押す

.曲の強弱をつけていく

 

の順番で練習したほうがよさそうです。

 

あとは、練習の時間はなるべくいろいろなパターンの間違いをしていたほうがいいと思います。

例えば、間違いをほとんど経験しないで、一発本番の場面にいるとします。緊張しているので予期しない間違いをしてしまいました。間違った経験が無いので、ここからどう曲に戻っていいのかも分かりません。

こういう恐れがあるので(今は人に披露する機会が無くても、人生何があるか分かりませんから)、どこで間違ってストップしてもすぐに弾き始められるように、また弾き間違っても止まらずに弾き続けられるように、練習時間は遠慮無く間違っていたほうがいいです。

 

間違いを習慣化しない

ただし、いつも同じところで間違って止まってしまう場合は段々そこに苦手意識が集中してしまいます。そうなると、思い込みが強くなり、

「あ、ここで間違うんだよね」→ 今回ももれなく間違う

ということになるかもしれません。

 

そんなドツボにはまってしまった時は、脱出方法を色々探してみます。例えば・・・

 

  • 苦手な部分を弾ける遅さでゆっくり練習する
  • そのゆっくりテンポで最初から最後まで弾く
  • 弾けない部分の5小節前・10小節前などから部分練習を始める

 

完成形に近づけたい早る気持ちをグッとこらえて、遠回りのような練習もいれて、気長に取り組むといいと思います。

 

40才からのピアノ 指番号を決めます過去記事

新記事合格発表します

 

40才からのピアノ 指番号を決めます

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40才を過ぎてから本格的にピアノを再開しました。

練習計画を立てて、順調に進んでおります。

 

今月の課題曲の一つがスカルラッティソナタ ニ長調 K. 491です。

スカルラッティ ソナタ K. 491 冒頭

ギザギザの装飾記号のことを前記事でプラルトリラーと紹介しました。

この楽譜でいうと レミレ と弾くという意味です。

こういう指の動きの練習に、ピシュナがぴったりです。

実は私の1ヶ月の課題曲は3曲あるのですが、そのうちの一つがピシュナです。

ピシュナはひたすら指の練習/筋トレ/基礎練というかんじで、ピシュナを練習していればトリルにもアルペジオにもオクターブにも強くなれるという、なかなか強者練習曲集なのです。

 

数曲を同時進行で練習すると相乗効果が出て、どの曲も引っ張りあって上達するので、お勧めです。

 

スカルラッティに話を戻しますが、8小節目と9小節目がこれがまた大変でした。

スカルラッティ ソナタ K. 491 8〜9小節目

特に9小節目のひ・だ・り・て。

どうしてもできなくて、運指(指使い)をいろいろ試してみました。

音楽的には美しいけど、人間の指で体現できるのか?と疑問に思ったところで、実際に動画や音源を探すと、体現している人間たくさんいますから、やるしかないですね。

 

そして、これなら弾けるかな、という左手の指番号がこちらです。

2 1 2 1 2 2

5 5 5 5 5 5

 

これで練習を重ねたら、前よりも弾けるようになりました。

家にあるCDの演奏を聴くと、後半の8分音符の4打(2拍子分)はスタッカート気味で弾いていました。特にレガートを意識しなくても良いのなら、運指はあまりひねらなくてもいいのかな、とも思います。

 

次はこちらです。

スカルラッティ ソナタ K. 491 27小節目

指の移動がけっこう大きいので、てきとうにえいやーっと飛ぶと違う音を出してしまいます。

目的は上達することです。てきとうに弾いて偶然弾けたレベルではなくて、何回弾いても正しく弾けるレベルを目指します(達成できるかは別の話で、目指すところは上の方角を見ます)。

ここでもまた大事なことは運指です。

最後まで辻褄が合うように運指を決めます。何度も試してみて、この指なら安定して弾ける運指を見つけて、鉛筆で楽譜に書きます。

 

ここですね、右手だけならいいものの、左手もあるんですよ。ほら、こんなかんじ

スカルラッティ ソナタ K. 491 30小節目

これもまた運指を決めて番号を書いていきます。

そして右手はお休みして左手だけの練習をするのですが、なぜか私、この部分を左手を弾くときはおっかなびっくり鍵盤を触っている感じでした。理由は多分、間違った音を出したくないから。しかも大きい音で。

だから指の先だけで鍵盤を触って音を出したらさっと次の鍵盤に逃げるような動きをしていました。ここを練習する時は次のことを心がけることにしました。

 

  • ゆっくり弾く
  • 指の間を伸ばしてレガートに弾く
  • 鍵盤を下までがっつり押す、大きい音でもよい
  • 暗譜する

 

別記事「暗譜しなくてもいいの?」で、暗譜は必須ではないと書きましたが、この部分は暗譜してしまえば手元を見ながら弾けるので、移動が大きくても正しい音をつかまえられるかなと思います。

 

あとは、意図せずにいきなり大きい音を出してしまうことがあるのですが、それを恐れて練習中も小さい音で弾こうとしたり鍵盤を下まで押し切っていないことがありました。練習は本番じゃないのに、練習中の失敗も恐れていたようです。とりあえず大きい音で練習してから小さい音量でも弾ける練習をすればいいと思いました。

 

自分の癖に気付くと、前に進めるような気がします。次回もスカルラッティを少し紹介して、私の練習の成果がどうなったかも報告しますね。

ソナタ集の3に今回のK. 491が載っています。原典版です。

 

40才からのピアノ スカルラッティ始めました過去記事

新記事○○を恐れて練習していました